こんにちは!店長の増子です!
当ショッピングサイトは3Dステッカーを中心とした制作・販売のお店です。ここでは、制作工程や新商品開発の模様をお伝えし、3Dドーミング加工の魅力をご紹介しております。
ドーミング加工とは対象物に樹脂液を表面張力を利用してドーム状にコーティングする加工方法で、ポッティング加工・樹脂盛り加工とも呼ばれています。
ドーミング加工を施すと、対象面が樹脂でコーティングされ立体的でつややかな仕上がりになり、色あせしにくくなる、耐水・耐候性が増す、といったさまざまな効果があります。
●3Dドーミング加工や3Dステッカーに関してのよくあるご質問は こちらのページで紹介しております。
雫屋では、ポリウレタン樹脂液(液体樹脂)に硬化剤を混ぜ合わせた二液性の樹脂液を使用しております。
樹脂は色は透明で、完全に固まると弾力があり厚いゴムのような硬さになります。
(厚いゴムに似た触感・硬さですが、伸縮性はございません。)
※樹脂は温度の影響を受けやすく、暑いところでは柔らかく寒いところでは固くなりますが、品質に問題はございません。
基本的に樹脂液が染み込んだり気泡が発生する材質でなければ、ステッカーシートの他にアクリルや鉄などに対してもドーミング加工を施すことができます。
基本的なドーミング加工の手順を、3Dステッカーの作成を例にご紹介致します。
3Dステッカーのデザインデータとカットデータを作成します。
加工の性質上ステッカーの形状によっては加工できない形状もございますので、形状の編集やサイズの調整をします。
ステッカーシートに印刷をし、インクが完全に乾くまで時間を置きます。
(完全に乾いていないと印刷が剥がれてしまったりステッカーがめくれてしまうことがあるため、最低でも半日ほど時間を置きます。)
印刷をしたシートをステッカーの形状でカット(ハーフカット)します。
※普通のデザインステッカーやシールの場合はこれで完成となります。
ドーミング加工の準備をしていきます。
○作業台や保温器が斜めになっていると、一部分に不可がかかりやすくなり樹脂が漏れる原因になるため、作業台と保温器をそれぞれ水平になるように調整をします。
○印刷+カットをしたシートを作業板に貼り付け、3Dステッカーにする部分以外の余分な部分をシートから剥がします。
(3Dステッカーの加工の場合は、シート離型紙とステッカーの数ミリの段差に表面張力を働かせ加工をしますので、段差をつくるためにステッカーのまわりの余分なシートを剥がします。)
ステッカーに液体樹脂を流します。
サイズや形状によって樹脂の量や広がり方が異なりますので、加工するステッカーにあわせて、樹脂量を調節しながらステッカーの全体に樹脂を行き渡らせていきます。
表面張力を利用した加工方法のため、ステッカーに盛れる樹脂量・厚みはサイズ・形状によって決まり、基本的には2mmほどの厚みが最厚となります。
また、丸や四角などシンプルな形状だと側面から見ても均一な厚みに仕上がり、形状内に広い部分と狭い部分があるような形状だと、狭い部分に垂らした樹脂液が広い方へと吸い上げられ、側面から見ると凹凸のあるような仕上がりになります。
全体に樹脂が行き渡ったら、加工中に入り込んだ気泡や小さなホコリやゴミなどを取り除きます。
保温器に入れ樹脂が完全に硬化するのを待ちます。
樹脂は時間をかけてゆっくりと固まっていきますので、保温器の中に約1日ほど置き樹脂を固まらせます。
樹脂が完全に固まれば『3Dステッカー』の完成です!
※ドーミング加工・3Dステッカーに関してよくあるご質問は こちらのページでご確認頂けます。
●3Dステッカーや3Dドーミング加工に関してのよくあるご質問は こちらから。
●ドーミング加工中の様子を紹介する動画です!是非ご覧ください↓↓↓